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BATOBUS!

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最近発見したお気に入りの時間の過ごし方のひとつ、それは船に乗ってパリの街を動き回ること。

勿論今まで観光船と呼ばれる1時間少々のクルーズのようなものは何度も乗ったことがあって、セーヌ川のほとりから見渡すパリの美しさが格別の味わいをもっていることは知っていた。

今回発見した船の楽しみ方、それはBATOBUS(バトービュス)と呼ばれるセーヌ川の上をくるくると循環する船を乗りこなす楽しみ方なのだ。

セーヌ川上に8つの停留所ポイントがあって、そのうちの2つが私の住むサンルイ島の川岸にあり、まさにメトロやバスに乗るような気軽さで乗り込めるのが何よりの魅惑的なポイント。
毎日通りかかるセーヌ川をこのBATOBUSが行き来しているのは目にしていたし、メトロのストライキのときにはこの船バスが大活躍した、なんていう話も聞いていて気になっていたそんなある夏の日。。

集中してリハーサルを終えた後、くったくたになった目と手と心と身体をリフレッシュしたい!と思い、前から気になっていたBATO BUSを試してみようではないかと、冷蔵庫に冷えていたとっておきのミニシャンパンボトルとシャンパングラスをカバンに放り込んで、あまり乗り気ではない夫のお尻をたたいて家を飛び出す。

20分間隔でやってくるという船が向こうからやってくるのを目にし、これを逃すな!と走る走る。
まるで大好きなヴェネチアのヴァポレットに乗り込もうとしているようなそんな気分。
行き先も特に決めずに船に乗り込んで、船の後ろのオープンデッキの部分に陣取る。

時刻はまさに昼の光から夜の闇へと変わりつつあるフランス語で言う ”Entre le loup et le chien"(狼と犬の間) と呼ばれている時間。

パリ中に次々に灯されているオレンジ色の街灯、川のほとりに立ち並ぶモニュメントを照らし出すイルミネーションの光、そして独特の蒼い色に染まった空の色、そんな光の洪水のスペクタクルを目の前にしながら、カバンから颯爽と取り出したシャンパンをグラスに注ぐ。相変わらずこういうことへの準備がいい私にさっきは乗り気ではなかった夫もかなり満足気。。そして乾杯するシャンパンのきりっとした味わい。これを人生の至福のときと言わずして何と言うのだろう!

この日を境に観光客向けのもの、と思い込んでいたBATOBUSへの見方ががらっと変わった。

ある日は木曜日22時までオープンしているオルセー美術館へ行こうとレッスンの後、夕食をすませてから船に乗ること40分。自転車を飛ばせば10分でいけてしまうオルセーだけれど、この40分という時間 パリの街がプレゼントしてくれる光と色彩のスペクタクルを楽しみながらオルセー美術館の前にたどり着くという何ともドラマチックな行きかたはたまらない。

また違う日はシャンゼリゼ劇場でのコンサートへ行くためちょっとお洒落して船に乗りこんで楽しんだり、はたまたエッフェル塔の毎時10分間キラキラと光り輝くシャンパンライトを眺めるためにお散歩がてら船に乗ったりと楽しみ方は山盛り沢山。
あ、そういえばこのお船に乗ってオペラ界隈のとびっきり美味しいラーメンを食べに行くといったこともあったっけ。

こんなに沢山の楽しみ方をもてるBATOBUS、気になるお値段は年間パスポートを購入するとたったの60€(6000円ほど)で、一年間乗り放題。1ヶ月にするとたったの5€!
前回は5日間の乗り放題パスポート(21€)でお試ししてみたけれど、これは年間パスポートを購入する価値あり!となったので、これからも新しい楽しみ方をどんどん発見していきたいと思う。

勿論メトロやバスで移動しなければならない時間に追われたスケジュールの時は無理だけれども、こんな風なゆるりとした時間の流れ方を楽しめる遊び心を忘れないでいたい。

Batobus
http://www.batobus.com/index.htm
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by ochimadoka | 2012-10-08 06:56 | la vie parisienne
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